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たかが3年間、されど3年間。

プスプスは高価な乳母車です。

「たかが3年程度しか使わないのだから勿体ない。」

そう思われるのももっともです。

 

人生の中のたった3年間。とはいえその3年間とはどんな時間の集まりでしょう?

赤ちゃん時代の3年間、それは大人の3年間とは質的に全く異なるものです。満足に動くこともできなかった赤ちゃんが、歩いたり走ったり飛んだりできるようになり、言葉を話し理解できるようになり、道具を使えるようになる。

「パパは脳研究者」に、「言葉」と「コミュニケーション」についてたいへん衝撃的なことが書かれています。

それは第2次大戦中のこと。孤児院で、栄養と衛生面は足りていたけれど保育者が少なく、十分なコミュニケーションがとれない、そんな状態のとき、子供たちにいったい何が起こったと思われますか?

なんと調査の結果、91人中34人が2歳までに亡くなってしまい、その後の追跡調査で、生存した孤児たちも発達障害の傾向や精神症状が頻繁にみられたというのです。

人はコミュニケーションを本能的に欲する生き物なのです。

赤ちゃんに接する時、言葉がわからないのについ話しかけてしまう、それが大切だったのですね。

 

長男が生まれた時、一目ぼれして手に入れた乳母車を押して散歩している時、まだ何もわからない赤ちゃんに「今日は暖かいね。」「風が吹いてるね。」「バスが停まってるね。」「赤信号だからまっててね」などなんでも話しかけたり、つかまり立ちするようになったら、一緒に何かを見ておしゃべりしたり、他愛もないことですが、この上ない幸せを感じていました。

そう、この3年間こそ、「たかが3年間、されど3年間」。

可愛らしい赤ちゃん時代の3年間の思い出は、親にとってかけがえのない宝ものであると同時に、赤ちゃんが成長する上でも最も大切な時期。

たとえ仕事で忙しくしているとしても、お休みの日は赤ちゃんとのコミュニケーションを取られてはどうでしょうか。

たとえ本人は覚えていないとしても、大切に愛されて育ったという潜在的な記憶は、生涯にわたる贈り物になるでしょう。

つかまり立ちできるベビーカー。