プスプスのパチン錠

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今日はプスプスのパチン錠について。

この金具です。

この形はよく工具箱などにも使われているので、取り立てて言うほどのものでもないと思っていました。

 

先日、このパチン錠のメーカーの方がお店に来て、ちょっと有り難くないお話を切り出しました。

この金具のメッキを担当する工場から、値上げの要請があったとのこと。

日本のあらゆる工場はどんどん少なくなり、人手不足で人件費も上がっているそうです。

「はあ・・。」

つまり、パチン錠も値上がりするというわけですね?

やれやれ、またなんとかやり繰りしなければ。

 

そんな話をしながらも、錠前専門メーカーさんならではのお話も聞けました。

 

その一つに、旅行鞄の老舗「GLOBE-TROTTER」にも錠前を納入している、というのがありました。

GLOBE-TROTTER社は、1897年イギリスで創業され、エリザベス女王始め、ウィンストン・チャーチルにも愛され、古くはタイタニック号に代表される豪華客船に積まれていた、旅行鞄のアイコン的存在。

ずっと憧れていた鞄です。

https://jp.globe-trotter.com/

 

そのGLOBE-TROTTERの錠前を作っているのが日本のメーカーであり、プスプスのパチン錠も同じメーカーが作っている!

そういえば、プスプスのパチン錠はとても丈夫で、15年以上たったものでも交換する必要はほとんどありません。

交換を希望される方は、壊れてしまったからでなく、メッキがくすんでしまったから、という理由がほとんど。

交換した古いパチン錠も保管してありますが、(もったいなくて捨てられなかったのです。)確かに全然壊れてはいない。

なんだかパチン錠を見る目が変わりました!

これはちゃんとしたパチン錠なんですね。

そして、日本のもの作り、日本の工場はすごい!

パチン錠以外のプスプスの部品もそうですが、どれも0.1ミリ位置が違っていてもうまく組み立てられないものばかり。

単純なものでも実はかなりの精度を要求され、それに応えられる技術を持っている。

 

パチン錠の値上げは困ったことだけれど、こんなに丈夫で長く使えるものなら仕方がないように思えてきました。